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素地調整(下地処理)の重要性

エポキシ樹脂に限らずコーティング/ライニングの接着力を十分発揮させるためには素地調整が大事です。素地調整の目的は、以下のとおりです。
○施工面の油脂類の付着や汚れを除去します。付いている状態では良好な接着は期待できず、早期に剥がれてしまいます。
○接着表面積を増やし、接着強度を高めます。
表面を荒らす方法とは以下のようなものがあります。
(1) サンドペーパー
(2) グラインダーなどの電動工具
(3) 細かい粒子を高圧な空気で吹き付けるブラスト工法

 

無処理の面の面積を100とすると、サンドペーパ処理後の表面積は200程度、グラインダー処理は400程度、ブラスト処理は800程度です。従って処理の仕方に応じてコーティング/ライニングの耐久性が違ってきます。ブラスト処理による方法が最も効果が大ですが、専用の装置や知見が必要ですので専門の施工業者でなければ行えません。因みに下図はブラストとグラインダーの処理後の断面です。

 

素地調整の重要性